仕事をしている母は、なかなかまとまった休みを取る事が出来ない。
が、さすがに海外で二人目の出産ともなると、気の毒に思ったのだろう。
今回は、彼女にしては本当に大盤振る舞いで、2週間の休みを取ってやってきた。
というか、本当は10日だと言っていたらしいのだけど、勘違いなのかなんなのか、取った飛行機の日付は2週間の滞在だった(私がチケットを取った)。
母には悪いけれど、実はそんなに期待はしていなかった。
むしろ海外での滞在にこちらが気を揉んで、よけい大変になるんじゃないかとさえ思っていた。
ところが。
母はすっかり我が家のやり方になじみ、目新しい食品や物事に対し、実に楽しそうに反応し楽しそうに日々を過ごした。
わがままを言う3歳児の長女や泣き止まない次女をそれはそれは嬉しそうに世話をしていた。
はっきり言って、参ったと思った。母の底力。適応能力。柔軟性。
お世話しなくちゃと侮っていた自分が恥ずかしい。
この2週間、すっかりお世話になり楽をさせてもらった。
そして改めて、子育ては夫婦二人だけでするものじゃないなと思った。
もちろんいろいろな事情で、そうならざるを得ない事の方が多い。
家だって基本的には夫婦二人だけど子供を見ている。
だけど、ヒトという種としてはやはり集団で子供を見る方が、自然に出来ているんだと思った。「自然」というと漠然としているが、ストレスが軽減されるという事だろうか。
人が自分の領域に深く入ってくる事に関して、あまり柔軟性がある方ではないのだが(たとえ家族であっても)、今回は母とがっちりタッグを組んでみて、いろいろな事が見えた気がした。