2007年7月30日月曜日

イラクの優勝

サッカーのアジア杯が、イラクの優勝で幕を閉じた。
別にサッカーファンでも何でもないし、どうしても日本に勝って欲しいという愛国心(?)も薄い。だから無条件でイラク優勝を心から喜べる。と言ってもイラクのファンでは全くないのだけけれど。日本やオーストラリアが勝つよりずっと「よかったよかった」感がある。
優勝を伝えるテレビのニュースは、当然スポーツのコーナーだったのだけど、優勝が決まった瞬間に映されたサポーター達(と言う日本風の軽い感じの呼び方にはちょっとそぐわない人々だったのだけど)の喜びようは、単なるスポーツの枠を超えていたように感じた。
いい年のおじさんが半泣きになって、隣の人にしがみついていたり、歓喜の雄叫びをあげたり。戦争絡みの不幸なニュースが多いこの国で、この優勝は、ある意味、国としての自信を与えてくれる出来事だったのじゃないかと想像する。
私がこのイラクの優勝について知っている事は、優勝を聞いて狂喜乱舞する人々を映したほんの数秒の映像だ。そもそもニュースの映像なんて、多かれ少なかれ意図的に選ばれたものだし、それだけを元に(やや感情的に)、イラクが優勝してよかった、というのも浅はかな気はする。だけど、少なくとも、家族がある日突然爆弾で殺されたりしない、自分の国の政治を考えなくてもいい(ような気になれる)、例えば日本のような国が優勝するよりは、価値があったのじゃないだろうか。

2007年7月26日木曜日

爽やかな気分に

6年ぶりでしっかり泳いだ。45分500メートル。多分すごく遅いのだろうけど、6年ぶりだし、普段運動らしい運動をしていない割には頑張ったのではないかと思う。泳ぐ前はもっとしんどいかと思ったのだけど、案外気持ちよく泳げた。運動の為の運動はしていないけど、必要に迫られて毎日毎日歩き回ってるのが効いているのだろうか。
夫や友人は、ジョギングと水泳の面白さが全く分からない、という。ジョギングに関しては同感で、足は痛くなるし苦しいし、運動に慣れていない私なんかには、絶対体に毒だと思う。だけど、水泳は大好きだ。水の中というのがいい。水中の、ある意味非日常な感覚が楽しい。重力の影響が少なくなった浮遊感や、空中に比べて鈍い音の伝わり方がスローモーションを思わせて、映画のワンシーンのようだ。その水をかき分けて、ぐいぐい進む快感は一体なんなのだろう。水につかるだけで非日常を味わえるのだけど、やっぱりそれだけでは飽きてしまう。泳いでこその楽しみ。手足がだるくなって、だんだん水が重くなっていくのが気持ちいい。
あとジョギングと違っていいところは、いつでもおしまいにできる所だ。ジョギングはいつも「どこまで走ろう」と考えている。近すぎるところで引き返すと不完全燃焼だし、遠くまで行くと、当然帰ってくる時後悔する。水泳は雑念抜きで泳ぎたいだけ泳いで、気が済めばすぐにやめられる。
普段運動しない人間が、たまに運動して健康的な気分になった時に思う事を思いながら、家路についた。
「なんだかんだ言っても健康な精神は健康な肉体に宿るんだなあ」(口笛付き)

2007年7月24日火曜日

MILK BAR

MILK BARと聞いてどんなお店を思い浮かべるだろう?オーストラリアに住んだ事がある人などは特に苦労もなく「MILK BAR」を思い浮かべると思う。だけど初めてメルボルンに来て、「MILK BAR」という看板を見た時、私はいろいろな事を考えた。
「ミルク」の「バー」。映画「時計仕掛けのオレンジ」に出てくるようなサイケで、キッチュな人々が何故かグラス一杯の牛乳を飲んでいるような「バー」。あるいは照明あくまで暗い、いわゆるお酒を飲むようなバーで、ウイスキーとかが置いてある棚が種々の牛乳で埋められている。黒い腰から下だけのエプロンをしたオヤジが客と「やっぱりジャージー種は最高だ」とか語っているような「バー」。
まあ実態はいわゆる雑貨屋で、新聞から食料品、それこそ牛乳まで何でも置いてあるお店なのだけれど。慣れてしまえばどんな言葉もただの記号と化して、特に注意も払わなくなるのだけど、なぜかふと、こちらに来たての頃「MILK BAR」という名前を可愛いと感じ、色々想像をかき立てられた事を思い出した。

2007年7月20日金曜日

気になる

日本にある会社が扱っている商品が欲しくて、海外発送をするかどうか問い合わせてみた。その返事が以下の通り。

大変申し訳ございませんが、
弊社では、海外発送は、取り扱っておりません。
申し訳ございませんが、お客様にて発送をお願いいたします。
よろしくお願い致します。

一番の目的である「海外発送をするかどうか」の答えは分かった。だけど「申し訳ございませんが」のあとの提案の意味が分からない。
お客様にて「日本にいる誰かに頼むなどして」発送「の手続き」をお願いします。
「日本に来て、」お客様「ご自身」にて発送をお願いいたします。
お客様にて「自分で勝手に」発送「の手続き」をお願いいたします。
まあ基本的にはお客様が自分で解決して下さいということなのだろう。それにしても、オフィシャルなメールでこの貧しい文章力はちょっとまずいんじゃないかと考え込んでしまった。送り先がただの主婦だからブログに文句を書かれるくらいで済んでいるけど、これが新しい販売先との交渉の場だったり、あるいはなにかもっと大事な場面だったら、意思が伝わらなくてよからぬ結果を招いたりするのじゃないだろうか。(余計な心配だ)
 多分、取り立ててあれこれ言うほどの事ではないのだろうけど、やっぱりどうも気になる。海外に住んで6年目。私の日本語もかなりあやうくなっているし、「日本語の乱れが!」と声高に叫ぶ気もない。ただ事務的なメールでは最低限意味が伝わらないと、だめ、なのではないだろうか。一体どんな人がこの返事を書いてきたのだろう。若い人、だと思うのは偏見だろうか。

(文句ついでに言ってしまうと、必要のない読点が多すぎる。翻訳者としても有名な柴田元幸は「句読点は人格の問題だ」と言っている。私も、その、意見に、賛成、だ。)

2007年7月16日月曜日

職人の仕事

ACMI(Australian Center for the Moving Image) でやっているPixar20周年記念展に行って来た。
Pixarは誰でも知ってるアニメ映画を作っている会社。有名なところでは「The Incredibles」「Monsters inc.」「 Cars」。
 展示されているのはキャラクターの案画やストーリのラフ画、彫刻のように粘土で3Dにされたキャラクターなど。面白いところでは、円卓にキャラクターのフィギア(人形)が駒送りで置いてあるもの。円卓が高速で回って、照明がフラッシュすると、フィギアたちが動いて見える。アニメーションの原理を3Dで見せたもの。このアニメーションの完成度には感心した。世界トップレベルのプロが作ってるのだから当然なのだけど、単に「動く」ではなく、ちゃんと見る人を楽しませてくれる。
 たかだか1時間半の映画に、想像以上の技術と労力が使われている事に改めて驚いた。スタッフ達がいいものを作るために惜しみなく力を注いでいるのがひしひしと伝わって来る。それも、「やる気」という根性だけではなくて、職人の確かな技術が伴っているところが清々しい。
Pixar:20 years of Animationは10月14日まで。
詳しくはwww.acmi.net.au

2007年7月15日日曜日

始めました

日記始めました。
どうなるかはお楽しみ。